第19回 通常総代会報告

提案された議題と次第

9:30 開会のあいさつ 理事長あいさつ 来賓あいさつ・祝電メッセージ披露  

9:50 議長団選出、総代会役員選任

10:05 資格審査委員会報告  

議案の提案  

第1号議案   2014年度活動のまとめ及び事業・決算報告承認の件・監事監査報告 

第2号議案  2015年度活動方針・2015年度予算案承認の件

第3号議案  役員報酬の件

第4号議案  役員選任の件

第5号議案    定款変更の件  

第6号議案   議案議決効力発生の件

11:20  質疑応答・討議 採決

12:05  特別決議    

12:10  役員交代挨拶・感謝状授与

12: 25   総代会役員解任、議長団解任

12:30   総代会閉会あいさつ ※新入職員紹介                 以上

第1号議案

2014年度活動のまとめ及び事業・決算報告承認の件

<2014年度 活動報告>

はじめに 

 2014年度、浜北医療生協は中心テーマを「医療生協らしい地域包括ケアシステム※1」を組合員と地域の協同で実現するために、

① 医・福・食・住の事業と運動を大きくひろげ、

② 地域まるごと健康づくりをすすめます。

を掲げ、中心の課題として新しい介護施設建設運動に取り組んできました。 

新しい介護施設づくりの基本方針は、2年前の2013年6月の総代会で決定されました。そしてそれを受け27回に及ぶ「安心ネットワークつくる会」を中心に検討を重ね、昨年2014年1月の臨時総代会で「ショートステイ※2を中心とする事業計画」を最終的に決定しました。以降1年3か月、施設オープンに向けた取り組みが進められてきました。

建設運動は組合員の創意と力で大いに盛り上がり、500人の新しい仲間を迎え入れ、土地代に相当する4,000万円の増出資を集めるという建設目標を達成することができました。施設も組合員の知恵と力を合わせた思いの一杯詰まったものが出来上がりました。この新しい介護施設「きたはま郷」開設に伴い、17名(パート含む)の新しい職員を迎え、一段と充実した職員体制になってきました。

また医療生協の基本的活動でもあり、魅力づくりの一つとして健康チャレンジを広めてきました。昨年の教訓も踏まえ、一層充実した取り組みとなりました。


[1] 「医・福・食・住」の事業活動をさらに広げる課題のふりかえり

1.新しい介護施設づくり  

(ア) 2011年秋に行われた「浜北医療生協の介護事業についてのアンケート」で「泊まれる施設が欲しい」という要求が多く寄せられ、検討を重ね、2014年1月の臨時総代会で「新しい介護施設づくり」の方針が決定されました。

(イ) 新しい介護施設づくり」をみんなの力を合わせて実現しようと、次の5つの課題・目標を決めて取り組んできました。

① 500人の新しい仲間作りと、4,000万円(土地代に相当)の増出資を集めよう。

② 安心・安全で利用しやすい施設づくりを

③ ボランティア活動を一層活発にしよう。

④ 職員確保と育成をすすめよう。

⑤ 診療所の改装(リニューアル)をすすめよう。

(ウ) それぞれの課題についての取り組みの結果

① 500人の新しい仲間作りと、4,000万円(土地代に相当)の増出資を集めよう

・ 仲間作り554人、増出資4,329万円と目標を大きく超過達成させることができました。

・ 支部運営委員を中心に、多くの組合員が取り組みに参加し、さまざまな新しい力が生まれました。

・ こうした運動の中で、医療生協を再認識し、新たに診療所の利用を始めた人も出てきました。

② 安心・安全で利用しやすい施設づくりを

・ 施設への思いや、考え方などの違いもあり、すべての人が満足するという状況まで煮詰めきれませんでしたが、基本的には多くの皆さんの思いを集めた「安心・安全で利用しやすい施設」づくりができました。

③ ボランティア活動を一層活発にしよう

・ 新しく「有償ボランティア※3」づくりが進められ、一定の基準と組織づくりが形作られました。当面は、

①デイ・ショート及び診療所の利用者送迎事業、

②デイサービスにじの家の配膳事業、

③医療生協施設の清掃・洗濯事業の3つの事業を5月からスタートさせるこことなりました。

・ ボランティアについても推進体制を確立し、引き続きより大きくの人たちの参加を呼び掛けていく取り組みがすすめられています。

④ 職員確保と育成を

・ 職員確保は、組合員による紹介活動など精力的に進め、基本的には開所時の体制確保の課題は達成することができました。

・ 厳しい職場運営をしながら、新しい事業を開始・推進するための体制作りを進めてきました。

⑤ 診療所の改装(リニューアル)

・ この間の中では検討がすすまず、今後に残された課題となりました。

・ 4月以降体制を整え、組合員の知恵と力を結集し検討を進めていくこととしました。

(エ) 建設運動が成功した主な要因

建設運動は全体として成功裏に遂行できました。その理由の主のものとして次の7点があげられます。

① 支部(運営委員)の頑張りが建設運動の成功の原動力

 今回の取り組みは、支部の力を引き上げるという課題もあり、支部ごとに自主的に目標を決め、それぞれの目標に向けての取り組みをし、ほとんどの支部が目標を達成しました。

② 職員の頑張り

 各事業所での利用者への積極的働きかけなど、職員の奮闘により職場として掲げた目標(仲間づくり150名、増出資1,000万円)を達成させました。

③ つくる会の定期開催でお互いに励まし合ってきたこと

・ 運動の推進母体として「つくる会」を組織して照り組んできました。各支部等からの委員約50名で、会議は毎月開催し運動の推進の中心となってきました。各支部での取り組み状況の交流や、下記の専門グループでの検討・提案を受けての検討など、精力的に進めてきました。このことが支部での活動を学びあい、励ましあい、大きな力となってきました。

・ つくる会の下に4つの専門委員会も設けて取り組んできました。

イ) 仲間作り・資金づくりをすすめるグループ

ロ) 新しい施設の設計、つくる会の活動を広報するグループ

ハ) ボランティア活動やワーカーズのような活動の組織・推進を図るグループ

ニ) 職員確保をすすめるグループ

④ 診療所内に「新規事業開設準備室」を開設したこと

・ 診療所に加入増資の受付窓口を主業務とする「新規事業開設準備室」を設け、つくる会委員を中心に交代での受付を行ってきました。

受付をされた委員はのべ約30人で、受付窓口で加入・増資していただいた方は約50人。

・ 受付窓口の設置は、そこで加入・増資の受付ができるということにとどまらず、診療所待合室の全体の雰囲気を盛り上げ、生協全体として取り組んでいることを大いにアピールするものとなりました。

⑤ 工事関係者などの協力も大きな力になりました。

・ 今回の取り組みにおいて工事関係者の皆さんの協力も大きなものがありました。地鎮祭や施設見学会など各種イベントへの協力、そして何より45名もの方が生協に加入していただきました。

⑥ ポイントでの企画も励ましに

・ 運動を盛り上げるため、随所で企画を組んできたことも成功につながった一つです。

2.事業活動のまとめ

(イ) 生協きたはま診療所

① 7月から常勤医師の退職に伴い医師体制が変更となりましたが、支援医師の協力を得ることで診療単位を維持してきました。外来では管理栄養士による栄養相談再開、看護師による糖尿病患者のフットケア※4や中断患者への受診のすすめの継続、腹部・頚部の超音波検査や骨密度検査を多く方に受けていただき慢性疾患の療養を支えてきました。また、公費補助が開始された高齢者肺炎球菌ワクチンの利用も197件(前年50件)大きく伸びました。

② 病院からの退院に向けて訪問診療の相談が寄せられるケースが増え、ケアプランや介護サービスとの連携も含め窓口となって受入れの対応を行ってきました。訪問患者件数は104%と伸びましたが、医師体制の変更で訪問回数を増やすことは困難でした。

③ 診療所の改装(リニューアル)は職員討議の遅れと介護施設建設により大幅に検討が遅れました。診療所職員による「求められる診療所のかたち」について検討を開始しました。

(ウ) 生協訪問看護ステーションあおぞら

① 在宅療養者の重度化・多様化・複雑化が見られます。がん末期や人工呼吸器などの医療機器・チューブ類を使用する利用者が増え20件程度となりました。

② がん末期等で在宅療養を希望する方が病状や介護力の問題で入院したり、病院施設等から在宅に戻れないままお亡くなりになるケースが増えてきています。

③ 作業療法士の退職以降、訪問リハビリが中止となり、希望される方が他の事業所へ紹介となるケースがありました。

(エ) 生協デイサービスにじの家

① 利用者の介護度はご利用年月が長くなるにつれ重度化が見られています。本人・家族の思いに応えてできるだけデイサービスを継続して利用していただけるよう援助してきました。利用者の生活を維持、向上する視点からのリハビリを行うため、介護・看護・リハビリ職員が連携して取り組みました。

② 介護者向けのお便りを発行して夏の脱水症予防や感染症対策に取り組みました。冬期のインフルエンザ流行期では、集団感染を警戒する目的で、一時利用を控えていただくという対応を取りました。

③ 新規事業開設にむけて新しい職員を多く採用しました。その研修受け入れ先として、デイサービスにじの家では、利用者の理解と医療生協の介護の理念を伝えてきました。

(オ) 生協ケアプランセンター

① 医療生協の組合員からの紹介で介護相談を行いケアプラン作成の対応したケースは、紹介全体の34%を占めています。その他、地域包括支援センター紹介19%、病院紹介は15%でした。

② 事業所利用委員会、介護事業所と共催で「介護者家族教室」を3回開催し、介護の学習や家族の悩みを交流する場として支援をしてきました。

(カ) 生協ヘルパーステーション

① 生活の場で身近な存在として家族や利用者から頼りにされる介護職員として様々な相談をお寄せいただいています。プロの目で利用者の困っていることを見つけ、ケアマネジャーや必要な介護サービスにつなげることができました。

② 訪問介護は、利用者宅に頻繁に訪問します。そのことにより利用者の体調変化等に早く気づくことができます。訪問看護や診療所と適宜情報を共有し医療対応につなげています。

(キ) 本部

① 2013年度につづき目標を「適切な情報を共有し、業務の精度アップを図ることにより、組合員・役職員が満足できるサービスを提供します」としました。2014年度においてもすべての職員が外部研修に参加しました。今年度も月1回の定例職員会議を開催し、ふりかえりと、問題点・課題達成など情報共有し、各職員の課題共有をすすめました。

② 組合員活動関連実務、経理実務、総務実務等効率よく業務の組み立てをおこないました。 

3.労働安全衛生の課題

(ア) 介護サービスには、訪問や送迎に関する業務があるため、今年度においても安全運転講習会(於静岡県自動車学校浜松)に参加しました。

(イ) 職場における腰痛対策として、腰痛予防体操を2回開催しました。〔社会保険協会講師提供〕

4.配食事業「ほほえみ」の規模拡大について

配食サービス「ほほえみ」は、毎週木曜日に昼食弁当の配達をしています。

はじまりは、北浜支部の「助け愛ねっと」からで「地域の中にこんなことがあったらいいな」という気持ちを、お料理大好きな組合員さんが受け止め、保健所の認可も取得し医療生協の事業としてのスタートです。

履物・作業衣管理、作業前の消毒、ビニール手袋、調理品の保管(検査用)など事故が起こらないよう衛生管理面には特別の配慮をしています。

2014年度、担い手はのべ回数で514人(前年510人)とわずかに拡大しまた。お弁当供給数は2137個(前年1914個)となっています。 

5.「組合員の住居に関する取り組み」は検討をすすめることができませんでした。

新しい介護施設建設と建設運動の中で、中長期計画につながる「組合員の住居に関する取り組み」討議を進めていく予定でしたが、2015年5月オープンにむけた建設にかかる作業と建設運動を優先させたため、必要な討議ができませんでした。次年度以降の課題としていきます。


[2] 地域まるごと健康づくりのふりかえり

1. 2015年度は、街角健康チェックを多くのところで実施し、地域に浜北医療生協の健康チェックの活動を広めることができました。街角健康チェック延べ実施人数は597人、班会での健康チェックと合計で1,218回でした。〔前年比126.2%〕。項目別では、血圧チェック960回、体脂肪チェック568回、血管年齢503回、骨密度492回、生活習慣自己チェック518回となりました。

2. 2013年度実施者数の倍の実施者を目標にかかげ、本格実施した「健康チャレンジ2014」は、エントリー数251人(前年84人 298.8%)、実施者数165人(実施率65.7% 前年実施率80.9%)で前年実施者68人を大きく上回りました。男性39人(前年19人)、女性126人(前年49人)を上回る人がチャレンジしました。

3. 6月から実行委員会形式で準備をすすめ、コースや呼びかけチラシの検討を行いました。各支部ごとに支部運営委員会で丁寧な準備を行い参加者組織をしました。

4. ウオーキングは、積志中郡支部が定例開催を実施しています。麁玉支部は2013年度までの遠州山辺の道をテーマにした健康ウオーキングから、ウオーキングを取り入れたバス旅行を11月に実施しました。

5. ライフスポーツプラザSPJとの合同企画では、年2回の健康チェックやポールウオーキングなどを継続して取り組んでいます。職員の福利厚生としての機能が定着しました。

6. 今年度のアクティブに健康づくりは「基礎から学ぶポールウォーキング」をテーマとしました。SPJにポールウォーキング専門のインストラクターの派遣を依頼し、11月30日、ポールの使い方、体重移動、脚の動き、手の振りなど詳細な説明を受けた後、美薗中央公園の外周を2時間ほどかけてポールウォーキングしました。今回はウォーキング実習前後のウォーキング速度の変化を実測してみました。参加者19名、概ね速度アップを実感することができました。また、非組合員の方の飛び入り参加もあり、医療生協についても説明させて頂きました。



[3]健診活動

健診活動では、組合員の30%である1200人の受診を目標にすすめています。

国保特定健診は580人〔前年比105.3%〕となりました。協会けんぽ健診は382人[前年336人 113.7%〕であり、事業所健診全体では637人〔前年611人 104.3%〕の到達となりました。

 がん検診の普及は引き続き重要な課題です。2014年度は肺がん健診が607人〔前年584人 103.9%〕と拡大しました。大腸がん検診は558人 [前年538人 105.3%、前立腺がん検診は256人[前年230 111.3%]の到達となっています。胃カメラによる胃がん検診を希望する組合員には他事業所を紹介しております。

 

[4] 明るいまちづくりのまとめ

たまり場づくり・班会等

各支部では、「たまり場」づくりのための準備が少しずつ生まれてきています。近所の方々が気軽に立ち寄れるように自宅の一部を改装したり、ご近所に声掛けをして自宅に招いたり、手探りではありますが、小さな変化が生まれてきています。

(ア) 各支部恒例のバスハイクは、6支部で8回実施され、延べ約328名〔前年320人〕が支部内の交流と観光を満喫しました。

(イ) 北浜支部で行っている「ミニデイサービス※5 ひまわり」は毎月実施、のべ126人が参加しています。カルタ、坊主めくり、トランプなど簡単なゲームを楽しんで頂きました。また、セピア色になった大事な写真を持ち寄っていただいた時は思い出話が尽きませんでした。


[5] 暮らしと健康づくりをはばむ様々な問題への対応

1.介護保険制度の改悪をさせない取り組み。

   「介護・医療と社会保障を考える市民の会」主催の「介護に関する浜松市との懇談会」に参加しました。懇談会は7月22日(火)と11月27日(土)の2回行われ、今回の介護保険制度改定に対して浜松市の対応などについて質疑・意見交換しました。特に今回の改定で介護保険制度から市の事業に移管される要支援者の「地域支援事業」について聞きましたが、まだ具体的な方針はできていないという状況でした。

2.平和の取り組み

(ア) 5月19日(月)の神奈川県からの引継ぎで始まった「2015国民平和大行進」に取り組みました。今年は「県内リレー行進」に取り組みました。県内13日間を6人のリレーで行うことが出来ました。神奈川との引継ぎ集会には8人が参加し、愛知との引継ぎ集会には11人が参加しました。

(イ) また、天竜・浜北コース、浜北・浜松コースでは例年通り、4か所の休憩所で行進者を励ます接待を行いました。

(ウ) 2014原水爆禁止世界大会に職員を派遣しました。7月31日(木)には激励会を兼ねた「医療生協平和のつどい」を行いました。被爆者のビデオの上映と被爆者の方の講演を聞きました。カレー、不用品のバザーも行い、資金カンパも行いました。

(エ) 2014年9月23日(祝)は、9.23墓前のつどい焼津のつどいに参加しました。久保山さんの墓前祭への参加は16人、焼津のつどいには17人が参加しました。

(オ) 2015年3月1日(日)は3.1ビキニデーに参加しました。参加者は23名でした。今回は聞間先生の集会でのお話もありました。

(カ) 2015年NPT再検討会議代表派遣に取り組んできました。2015年4月25日(土)から5月1日(金)にかけて、ニューヨークで開催される、NPT再検討会議への代表派遣が決まったみかん薬局の唐木さんを医療生協としてもみんなで支援しようと取り組んできました。3月19日には「励ます会」を開催しました。カンパも含めたカレーパーティーとし、前回代表の話と、聞間先生に改めて核の恐ろしさを学びました。

3.浜岡原発再稼働反対の取り組み

(ア) 静岡県知事あての「浜岡原発再稼働を認めないことを要請します」署名を中心に取り組んできました。全県で100万筆を2015年8月末までにとるというのが目標です。

(イ) 11月7日(金)には浜北としての「(署名運動)スタート集会」を文化センターで行い、30人が参加しました。渥美理事長の講演を聞き、署名運動のスタートをきりました。

(ウ) 11月22日(日)には静岡県全体での「ひまわり集会」が駿府城公園で行われました。これには天竜からも含めて25人が参加しました。

(エ) 12月21日(日)、1月11日(日)には「署名統一行動」を行いました。両日で18人の参加で、102筆を集めることが出来ました。 

4.2015年3月4日(水)に上演された「青ひげ先生の聴診器」の鑑賞会に取り組みました。全体では400人の参加で、医療生協関係では約200人の参加でした。地域医療の在り方など感動持って鑑賞しました。

[6] 浜北医療生協を大きくする課題

1.新しい介護施設づくり運動での前進

  新しい介護施設の建設運動によって、医療生協の組織的・運動的基盤を大きく前進させることが出来ました。

 この運動の中で、500人を超える組合員が新たに加入し、4,000万円を超える増出資を実現しました。そして、その運動を通じて、各支部で運営委員会が活発になり、組合員との結びつきも強まってきました。

2.新たな支部作り、支部分割

支部の無い地域の組合員とのつながりも、この建設運動の中で一定強まりましたが、新しい支部を作るところまでは行きませんでした。

また、支部分割についても、何回か話題には上がってきましたが、具体化まで行きませんでした。意識的・系統的な取り組みが必要です。 

3. 班活動

(ア) 2014年度は建設運動に集中した取り組みとなり、班会への取り組みは少し手薄になりました。

(イ) 班会開催は全体で139回(前年169回 82.2%)、延べ参加人数は1013人(前年1093人 92.7%)となりました。うち、健康づくり班会は97回(前年115回 84.3%)で延べ411人(前年621人 66.2%)の参加、健康チェックの項目数では740回(前年1093回 67.7%)となりました。

(ウ) 定例開催している班は、職員ヨガ班会〔37回〕、ゆずの会班会〔19回〕、お菓子づくり班会〔7回〕積志・ウオーキング〔12回〕、アミーガ〔7回〕、東部・育のう班会〔3回〕、伎倍・絵てがみ班会〔3回〕、伎倍・SPJ班会〔11回〕などがあります。

2014年度 支部別班会開催の状況

 4.子育て支援の活動

地元の保育園・元浜北こども劇場の方々の協力を得て、くすのき保育園を会場に「劇団風の子公演」(120人参加)を実施しました。

5.ボランティア活動

(ア) デイサービスにじの家「たんぽぽの会」

① のべ395人が調理ボランティアとして厨房でのボランティア活動に参加しました。2015年5月より有償ボランティア「ありんこ」配膳部門のスタートしたことにより、たんぽぽの会は発展的解散することになりました。

② 献身的な活動により、生協きたはま診療所のデイケア発足当初から重要な役割を担いました。生協デイサービスにじの家として再スタートしてからも、厨房のボランティアとして活躍いただきました。ありがとうございました。

③ 「たんぽぽ」は調理グループのほか、フロアの見守りボランティアの活動を行っており、毎週定期的に見守り活動を行っています。

(イ) 生協きたはま診療所

患者・利用者の送迎ボランティアは、延べ185回(前年178回)のボランティアとなりました。2015年5月より有償ボランティア「ありんこ」送迎部門として再スタートを切ることになりました。

(ウ) 2013年度に立ち上げた植栽ボランティア

事業所敷地内の草取り、植木の剪定などの手入れを行っています。丁寧な作業には定評があります。

(エ) 喫茶「ひだまり」 

診療所で毎月第2、第4火曜日に喫茶ルームを開設しています。診療所の利用者さんには大変好評で、医療生協ならではの良さを実感してみえます。

(オ) 新介護施設「きたはまの郷」開設に伴い、これまでのボランティア活動を、有償ボランティアと無償のボランティアに分けました。

※有償ボランティア(①施設利用者の送迎、②デイサービスにじの家昼食の配膳、③医療介護施設清掃洗濯)、無償ボランティア(①植栽、②診療所待合室喫茶・介護施設フロア見守り、③介護施設フロアレクリエーション)


第2号議案

2015年度活動方針・2015年度予算案承認の件


1. くらしをめぐる情勢

 消費税8%への増税により、国内消費と国民の暮らしは大きな影響を受け、家計消費支出は消費税増税が実施された昨年4月以降13カ月連続のマイナスとなっています。

 非正規雇用・ワーキングプアの増大、高齢者・子どもの貧困の増加など、貧困が深刻な社会問題になっています。

 原発の再稼働の動きに対する不安の声が広がっています。

 阪神・淡路大震災から20年が経過しました。震災の体験を風化させず、防災に強い住民主体のまちづくりの視点を震災・災害復興に活かすことが求められています。

2. 平和・憲法をめぐる情勢

 集団的自衛権を行使するための戦争法案では、PKO(国連平和維持活動)法を改定して、国連が統括しない活動などにも自衛隊を参加させ治安維持活動や駆けつけ警護(安全確保業務)を追加。任務遂行の武器使用も可能にするなど「戦争する国」「侵略国の仲間入り」をしようとしています。

 6/4の衆議院憲法審査会では「立憲主義」をテーマに召集された3人の憲法学者から集団的自衛権行使を可能にする戦争立法は「憲法に違反する」という認識が表明されるなど、広い国民運動と共同して憲法まもるとりくみは重要です。

 米軍普天間基地の名護市辺野古移設、新基地建設は、県民の建設反対の世論との間で矛盾を深めています。

3. 社会保障と事業環境をめぐる情勢

 医療介護総合確保推進法の施行により、医療・介護のさまざまな分野で変化や転換が求められています。国民健康保険運営主体の市町村から都道府県への移管、入院食の自己負担増額や高齢者の窓口負担割合の引き上げなど、自助・共助・互助を基本に、医療費の抑制を柱とした施策が進められています。

 地域包括ケアシステムづくりを柱とする、第6期介護保険事業計画が実施されます。要支援の人が介護保険から外され、自治体単位の「新しい地域支援事業」に移行します。「自立・自助努力」が基本とされ、サービスの水準は大幅に下げられることが予想されます。

 病床機能報告制度や都道府県による地域医療構想(ビジョン)の策定義務化などを通じて、法の施行に伴う地域医療の統合、再編、縮小などの対策が求められます。

 介護職員の処遇改善分+1.65%、認知症・中重度への対応分+0.56%を含めても▲2.27%となり、実質▲4.48%と大幅マイナス改定となった他、小規模デイサービスは▲9%、予防デイサービスに至っては▲20~▲22%と、事業の継続が困難となるほどのマイナス改定であり、事業の見直しなどがせまられています。

 農協法改定の動きがすすんでいます。農協法改定を端緒として協同組合の自主性が損なわれることのないよう、注視が必要です。

 2015年度は、平和を守る課題においても、社会保障を充実させる課題においても、たいへん重要な年です。協同の力で「平和とよりよい生活」の実現をめざす、医療生活協同組合の出番の年となります。


介護報酬改悪と新しい地域支援事業に着実に対応しながら組合員や地域住民の医療と介護のニーズに応え、誰もが住み慣れた地域で「その人らしく、気持ちよく生きることができる」ために、安心して暮らせるネットワークづくりをさらに進めていきましょう。

事業を通じて社会貢献をすすめ、団塊の世代が75歳を迎える超高齢化社会~2025年問題~を乗り越えることをテーマに今後とも事業と活動を広げましょう。

 

2015年度 活動方針

中心テーマ

厳しい情勢に立ち向かい、

① 新しく開設した「きたはまの郷」を軌道に乗せることを中心に、事業基盤の一層の拡大・強化を、みんなの力で進めましょう。

② あかるい健康なまちづくりをすすめましょう。


具体的な4本の柱

1. 利用しやすく充実した医療と介護の事業所づくりと経営基盤を強化します

2. 健康づくりをすすめます

3. 平和・憲法・くらし・いのちを守る取り組みをすすめます 

4. 浜北医療生協の組織の一層の強化・元気なまちづくりを進めます。



[1] 利用しやすく充実した医療と介護の事業所づくりと経営基盤を強化します

1.組合員・職員(事業所) 共通の課題

(ア) 組合員と職員が協力して事業の強化をさらにはかります。

 「生協介護センターきたはまの郷」の事業活動をみんなの力で軌道に乗せましょう。

理事会を中心に、生協介護センターきたはまの郷の事業活動状況を正確にとらえ、課題を明確にし、その対策を検討します。事業の内容を支部運営委員会に報告し、組合員にわかりやすく知らます。地域に目を向け、介護の課題を持つ組合員・地域住民の意見を集めてより良い施設づくりをすすめます。

職員は介護サービスの向上につとめ、「また利用したい」と思える施設運営をすすめます。

 事業所利用委員会を強化します

新しい介護事業の内容を含め、事業所利用委員会で話し合った事業活動の内容を、支部・組合員にしっかりと伝え、組合員の意見を集約し利用委員会にフィードバックさせる仕組みを強化し、組合員と職場が一体となった事業運営をすすめます。

ケアマネージャーは、支部運営委員会で介護の学習会を行うなど身近で相談しやすく利用もしやすい医療生協の事業所窓口となり、そのことを通じて必要な方がいつでも介護サービスが利用できる状況をつくります。

 診療所及びデイサービス・ショートステイの送迎部門、デイサービスにじの家の配膳部門、診療所及びきたはまの郷の清掃洗濯部門の有償ボランティア活動を定着・広めること、また無償ボランティア(植栽グループ、レクリエーショングループ、フロア見守グループ、診療所待合室喫茶ひだまり)を広めることで、魅力ある事業活動をすすめます。

 組合員向けに事業所ニュースの発行をすすめます。(現在デイサービスにじの家が利用者向けに事業所だよりの発行をしています)

(イ) 医療生協らしい事業所を担う職員の体制強化と充実をはかります。

 職員と組合員との交流の場を積極的に作ります

医療生協の健康づくり運動に医療や介護の専門家として、健康づくりをテーマにした学習会や班会のメニューなどつくり、組合員との交流の場をつくります。

 研修や学びを強化します

「協同組合」についての学習を進めます。

認知症ケア※1と生活行為改善リハビリを学び実践します。

職員研修会は、職員の教育ニーズを踏まえたプログラムを作成し、全職員を対象に実施します。

 計画的職員育成の仕組をつくります

介護職員の段位認定制度の検討やキャリアパス制度の検討をすすめます。

職員研修、職場内研修、外部研修、自己啓発をリンクさせた仕組みづくりを確立し、学会や職能団体、医療福祉生協、民医連等の学術発表に積極的に取り組みます。

すべての職員が年に一度は「自分の仕事をまとめ、発表する機会づくり」を行います。


2.事業所別方針

(ア) 生協きたはま診療所

① 医師体制の強化と充実をはかります。

 複数医師体制の確保に全力で取り組みます。

 医師・看護師と組合員との交流

新たに着任した医師と組合員との交流を図り、医師の要望、組合員の要望などを直接話し合える場を作ること、また医療講話やさまざまな健康づくりの勉強会などをする機会を積極的に企画します。

② 診療所のリニューアルをすすめます。

 2014年の臨時総代会で決定した事業計画「診療所のリニューアル」が遅れています。私たちがめざす診療所の基本構想を検討し、診療所リニューアルの具体化を進めます。

 組合員の声を集約し、より利用しやすい、快適な診療所づくりをすすめます。

③ 有償ボランティア送迎部門の活動の一つである診療所の患者送迎の活動を広め、利便性を高め利用者数を増やします。

④ 診療所事業計画

 電子カルテの更新に伴い組合員管理との連携システムの導入による業務改善を行います。組合員向け「医療生協の充実した健診のご案内~誕生月健診のおすすめ~」、外来診療や予防接種の予約業務の改善に取り組みます。

 事業収益目標は5%増、利用者1%増の確保(在宅支援、特定保健指導、健診等)とします。


(イ) 生協訪問看護ステーションあおぞら

① 24時間365日対応で、安心して在宅での療養をすすめるため生活の視点に立ち、利用者により添い、看護援助を実践します。

② 2015年度はリハビリ職員の確保をめざし、安心安全で質の高い訪問看護を提供します。

③ 月訪問件数目標73件(前年68件 7%増)、月訪問利用回数目標398回(前年349回、14%増)をめざし、利用増をすすめます。

④ 学びあい、育ちあい、医療生協の職員として成長できる職場づくりをすすめます。


(ウ) 生協ヘルパーステーション(訪問介護)

① 利用者・家族とこころから安心して任せられる信頼関係をつくり、利用者が希望する援助を丁寧に行います。

② 月訪問利用件数を9%増の356件を目標にします(前年327件)。年度末時点で月35件(現在27件)の利用者確保を目標にします。

③ 安全に配慮しながら生活機能の維持向上をはかります。今年度の介護技術の研修テーマ「利用者が気持ちよく過ごせるようにおむつ交換などの技術研修をします」の実践学習をすすめます。


(エ) 生協デイサービスにじの家

機能訓練を充実させ、適度な運動による体力維持を目指します。入浴、食事、トイレ介助等、安全安心の介護サービスを提供し、利用者の生活状況に合わせて、その人らしく過ごせるデイサービスをすすめます。

月利用人数目標を636人(前年751人)とます。これは生協デイサービスきたはまの郷、生協ショートステイきたはまの郷へ利用者が移り、利用人数が減少することを想定して目標設定しています。2015年度末の月利用目標を600人(前年比80%)とします。

(オ) 生協ケアプランセンター(居宅支援)

① 医療と介護の連携・利用者を中心にすえた「チームづくり」の要となり在宅支援の輪を広げます。

② 医療生協の事業所として意義・価値を重視し、介護連携の優位性を活かしたマネジメントの実践を行い、気軽に相談できる窓口として信頼される業務を行うことにより、医療生協らしい地域包括ケアの実践をします。

③ 月平均支援件数141件をめざします。(前年127件)

(カ) 生協デイサービスきたはまの郷

① 確かな技術を身につけ、安全安心の介護を提供するため、業務マニュアル整備や事業所内での技術・知識の統一をはかります。

② デイサービスきたはまの郷のPRをし、利用者の安定確保をすすめます。

③ 介護職員の確保をすすめるとともに、職員の腰痛予防の学習会を継続し、腰への負担軽減につとめます。

④ 今年度は、1日平均20名(稼働率80%)を年間目標とし、月平均延べ利用者数は598人とします。

(キ) 生協ショートステイきたはまの郷

① 利用者ご本人・家族に安心して在宅生活を続けられる支援を目標に、在宅での生活や介護を希望する方がいつまでもその人らしく生活できるよう支援します。そのために高い介護技術を身につけ。「また利用したい」と思える施設運営をすすめます。

② 今年度は、1日平均17名(稼働率70%)を年間目標とし、月平均延べ利用者数は511人とします。

3.介護保険制度への対応

 介護報酬改定、「介護予防・日常生活支援総合事業※2」に対応し、利用者が困らないように生協としての事業を行います。

 職員・組合員向けに「介護予防・日常生活支援総合事業」についての学習・検討を進め、利組合員・利用者にとって必要なサービスのありかたやそのための事業の在り方について準備を開始します。


[2] 健康づくりの課題をすすめます。

1. 2015年度は「誕生月健診」をすすめます。

2. 健康チャレンジ2014の活動を発展させ、ロコモーショントレーニング※3などを含む「健康チャレンジ」をすすめます。

3. 支部・班や地域で健康チェックの開催の定着化をすすめます。

4. 健康まつりを一層充実させます。


[3] 平和・憲法・くらし・いのちを守るとりくみをすすめます 

1. 医療・介護など社会保障の学習を行い、改悪に反対する取り組みをすすめます。

 無差別平等の浜北医療生協らしい地域包括ケアをする上でも、引き続き無料低額診療事業の継続をします。

2. 平和・憲法をまもる取り組みを強めます。

 第2次世界大戦終結70年の歴史的節目にあたり、憲法をまもり「戦争する国」づくりをさせない取り組みを広げます。

 被ばく70年、2015年を核兵器廃絶の運動をすすめます。

 沖縄辺野古新基地建設を許さない運動をすすめます。

3. 原発ゼロをめざし、原発を再稼働させない取り組みをすすめます。

 浜岡原発を再稼働させない100万人署名をすすめます。

 フクシマに学び運動に連帯します。

[4] 浜北医療生協の組織の一層の強化・元気なまちづくりを進めます。

1. 支部分割、新支部づくりを進めます。

2. 組合員活動の一層の推進と組合員と職員との協同活動を推進することをめざし、組織担当職員を配置します。

3. 機関紙ひまわりの手配り協力者の拡大をはかり、新たなルートづくりをすすめます。

4. だれもが、気軽に安心してよれる居場所(たまり場、サロン)を事業所、地域につくり助け合い支え合いの活動をすすめます。

5. 建設運動での組合員運動の広がりを活かし、早い段階で5,000人組合員、出資総額2億円の組織になります。


第3~6号議案 省略

特別決議  平和といのちを脅かす戦争立法に反対します

今年は戦後・被ばく70年の節目の年です。この70年間、日本は憲法九条のもとでひとりの戦死者も出さず、また他国民を殺害しませんでした。ところが今、国会では、憲法、平和をめぐり緊迫した情勢が繰り広げられています。

安倍内閣は、514日「安全保障法制関連法案」を閣議決定しました。法案は、自衛隊を海外での戦争に恒久的に参加させる「国際平和支援法」と、武力攻撃事態法など現行法の改定10本を一括した「平和安全法制整備法案」の2本です。日本が武力攻撃を受けなくても、アメリカなどの戦争に協力して、どこでもいつでも自衛隊を派遣し、武器使用を可能にしようとするもので、憲法の平和主義を真っ向から否定しています。日本を「戦争ができる国」に大きく変貌させる「戦争立法」と呼ぶべきもので強く抗議します。

国会内外でも、この法案の危険性や「戦争はいや」「若者を戦場に送らない」などの声が大きく広がっています。64日の衆院憲法審査会では自民党推薦の憲法学者も含めて全員が「この法案は憲法違反」と宣告しました。世論調査でも「反対」「慎重に審議を」が圧倒的多数です。しかし、安倍内閣は6月末までの国会会期日程を延長してまでも、今国会で成立させる意向です。

給付費削減、保険料負担増などが盛り込まれた「医療保険制度改革関連法」の成立など社会保障政策の大きな後退もすすんでいます。「戦争する国づくり」と社会保障制度改定は一体のものです。いま平和と人権、国民のいのちが脅かされています。

私たちは「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」という医療福祉生協のスローガンのもと、「戦争立法」の廃案を求め、組合員をはじめ地域の人々と連帯して行動します。

 

2015628

浜北医療生活協同組合

19回通常総代会